chickengirlのブログ

徒然なる日記です。

カラスの攻防

里帰り出産をし、約半年ぶりぐらいに自宅に戻ったら、銀世界でした。

トンネルを抜けると…なんて有名な一節があるけれど、それくらいの一面銀世界で、春が来るまでの暫くは、自宅に籠りっきりの生活をしておりました。



暫くして、雪も解けた頃、初めて赤ん坊の出現による新生活に、ストレスを溜めまくっていた我が家のカワイイ堕犬の為、散歩へ下界に下りました。



大分肥満型ではありますが、小さい犬種なので、散歩コースはいたってシンプル。目の前の公園をスタートし、自宅周辺をクルッと一回り。10分程度です。



その、最初の公園を通り掛かると、「バッサッ!」

人生で初めて、カラスの羽音を聞くほど近くを飛ばれ、いく先々の電信柱の上に、先程の奴ではないかと思われるカラスがいるではないですか?!



かねてから、カラスは頭がイイので、意地悪した奴の顔を覚えて仕返しに来ると知っておりました。

なので、ぞんざいに扱った事などありません。

なのに、何故?彼らは突然、私に意地悪をし始めたのか?

怖くなり、初日は逃げるようにダッシュで散歩を済ませて帰りました。(犬よ、ごめん!)



しかし、その生活は、翌日もまたその翌日も続き、仕舞いには、散歩して帰宅後、何時間も経ってから、ベランダに洗濯を干しに出たら、目の前の電線に、奴とおぼしきカラスがこちらを向いてとまっており、私に向かって「カァー」と、ひとなきしていくではないですか!

遂に、ストーカーに自宅まで突き止められてしまった様な(ストーカー経験が無いのですが、その時は瞬時にそう思いました。)恐怖を感じました。




産後でホルモンバランスの不安定な私は、笑われるのを覚悟で、ついに主人に報告しました。

「カラスの狙われている。」と。

まぁ、そうは言っても、近くを飛んだり、後を付けてきたり、見守り隊みたいな 感じだけど…と。

すると、主人が、

「狙ってるんじゃなくて、友達になりたいのかもよ?君か犬か判らないけど…」と。



なんちゅー素敵な解釈でしょう?(ビフォーアフター風で)

それまでは、朝の散歩が恐怖で、恐怖で仕方なく、雪が解けたとはとはいえ、早朝クソ寒い中、赤子を起こさず着替えて出かけるだけでもテンションがダダ下がりなのに、カラスとの攻防が待っているなんて、苦痛でしかなかった。

でも、そうか!私と(犬かもしれんケド)、友達になりたくて毎朝、後付けて(先回りして、犬がオシッコする)電柱の上にいたのかぁ~。

そんじゃあ、彼の事(生態)をもっと知らねばなぁ~。と、いう気になりました。



勿論、ホルモンバランスが元に戻りつつある今の私には、わかります。

んなバカな話あるかい!です。

これは、寒い中朝早くに起きて、カワイイ堕犬(もともと旦那の連れ子なんです。)の散歩を代わってくれと言われないようにする、旦那のセコい言い訳だと。

しかし、その当時の私には、なんちゅー救いの言葉か…と、彼の生態をネットで調べ、カァ君と親しみを込めて、名前まで付けたのです。




翌朝は、土曜日。

旦那が休みなので早く起きずとも、ゆっくり散歩に行けます。

今日は久しぶりに朝寝して、散歩は日が高く上って温かくなってからにしよう♪

と、ウキウキ寝ていたら、早朝、カラスの鳴き声がするではありませんか!

それも、まるで自宅を旋回して鳴いている様に聞こえるのです。(まぁ、そうは言っても見てませんよ!なにせ、久しぶりの朝寝ですから、布団から出れません!)

念のため、言いますが、こんなに近くをしつこく、カラスが鳴いて飛んでる事なんて今まで、記憶に無かったものですから、主人が堪り兼ねて

「友達が探してるから、早く散歩に行って来い」と、いうのです。



未だに、好かれていたのか?嫌われていたのか?実態は謎のままなんですが、あれから2年近くたちますが、まだ、たまに待ち伏せされてますf(^^;

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