chickengirlのブログ

徒然なる日記です。

若い芽は摘ませない!

昨年10月の「鬼滅の刃〜無限列車編〜」から、例外になく、鬼滅ファンになってしまいました。
漫画も全巻予約し、23巻発売日には、番外編の同時発売に度肝を抜かれ、深夜のコンビニに走った四十路手前の主婦です。



思い返せば、書き始めた頃は、昼寝ばかりしていたのに…昼寝しかしていなかったのに、7年も経つと、ちゃっかり流行りに踊らされる日々です。
娘と、娘のお友達と連れ立って映画鑑賞し、隣の付添お母さんと勝手に気持ちをリンクさせながら、子供そっちのけで嗚咽し、水曜日のレディースデーに娘に同伴を懇願し、挙げ句の果には4DX上映に突き合わせ…
煉極杏寿朗に惚れまくってる2度目の思春期真っ只中です。



そんな、おばちゃんもバイト先では日は浅くとも経験が物を言いまくっちゃって、新人夜勤のやり残しや、ずさんな仕事に文句が止まりませぬ。
若い頃なら、自分も許してもらっていたような事さえ、何分心が狭いのか?成長期の更年期とやらにさしかかっているのかは、わかりませぬが、何しか、許せへんのです。イライラ止まらないんです(泣)
素敵な大人になりたいのに、90リットの袋いっぱいに詰め込まれたゴミが、腰痛持ちの私には、「何考えとんじゃい!💢」となってしまうのです。
こんな、持ち上げられへんほどまで詰め込むなら、己で捨てて帰れや!💢と、むっかむかしながら台車に載せて、ゴミ置き場まで運ぶんです。  
すると、ふと、彼の台詞が頭をよぎる。
「俺は、君たちを信じる!」「若い芽は摘ませない!」


若干、20の彼にとっちゃ〜、かまぼこ隊の3人も、きっと、90リットのゴミ袋パンパンにゴミを詰め込む新人夜勤と大して変わらないはず…。
それなのに、20の彼は、そんな後輩を信じ、護るというのに、40手前の私はどうしたものか?と、非常に情けなくなるのです。 



私も、彼を見習い、裂けるほどゴミが詰め込まれていても、店のゴミ箱がゴミで溢れかえったままでも、前日の夕刊が新聞ラックに刺さったままでも、彼の様に、「いつか、成長してくれるはず(奴等の成長を信じて代わりにごみ捨てやるから、いつか、店長、私の時給上げてくれ)」と、信じて、これから迎える四十路の心得としよう。

再びの母子分離

例外にもれず、我が家の娘も、6/1より晴れて小学生になり、分散ではあるものの、登校するようになりました。


想定外、かつ、あまりに長い春休みだった故に、親子の時間は、満喫からご時世に背いて密接になり、険悪になり紆余曲折を経てお互いの距離の取り方をわかり始めた頃の緊急事態解除でした。

登校決定日、私の頭をよぎったのは、幼稚園へ通い始めた頃の事。

それまで、娘との日常しかなかったので、突然できた1人の時間をうまく活用できず、昼寝ばかり(朝寝やろ💦)していました。

本当にろくな時間の使い方ができず、専業主婦を返上し、平日もバイトにあけくれる日々にしました。

何もないと、頭の中は、娘でいっぱい!何をしているか?昨夜のお風呂での会話、今日のオヤツ。片想いの女子中学生のように、娘の事ばかり考えて、ただ、テレビの前でぼーっとしていました。(あぁ、もったいない!)

また、こんな日々が帰ってきてしまうのではないか?

勿論、バイト先には平日シフトの増加を以来しましたが、分散登校中は、まだ、シフトに入れない為、どーしよーかと…



幸いにも、兼ねてから読みたいと思っていた海賊長編漫画が無料公開されていることを知り、そちらに意識を集中することにしました。

そして、朝8時から12時まで、ひたすらお一人様を満喫するのです。



しかしながら、体が側にあると、離れて欲しいとおもうのに、離れていって目を輝かせながら、新しい世界のお友達や学校、先生の話をする娘の姿が待ち遠しいと思うから、母親というのは、やっかいな生き物だと痛感するのです。


1人の15分の長い事。

買い物に行けば、娘の好きな献立やお菓子に目がいき、家にいれば、娘の帰宅後を想像して、少しでも慣れない世界での疲れを癒せるようにと、過保護になってしまうのです。

こんな自分は例外なき過保護な親。過干渉な生き物だと身に詰まされながら、彼女の好きなランチを用意して、下校時刻にいそいそと解散場所までお迎えに行ってしまう💦



郷ひろみが「逢えない時間が愛そだてるのさ」とうたったのは、なんと名言な事か!と、本日も初めての給食を食べて帰る娘を心待に、私は例外なく昼寝(朝寝やろ💦)に向かう。

帰宅時間まで、何回夢をみれるかなぁ~(笑)

人間失格~太宰治と3人の女たち~

勿論、映画の話である。

R15である以上、純真な娘を巻き添えにすることもできないので、幼稚園とバイトと娘の習い物と引っ越しの合間をぬって、観賞してきた。


小栗旬主演、蜷川実花監督の映画が外れようもない。

妻に宮沢りえ、愛人に沢尻エリカと二階堂ふみ。脇を固めるのが成田陵、千葉雄大、瀬戸康史、髙良健吾、藤原竜也。贅沢の極みである!

冴えないバイト三昧の毎日を送るオールドミス、観賞後の動悸が半端ない!


あ~、美しき近代文豪の世界!堕落を追求し、書くことに人生を捧げる男の一生。魅了された蟻地獄に落ちていく女達の逞しさ。

ため息がとまらない!



こーゆー作品を高校生に見せて、教科書の偉人達の人間臭さをもっと身近に感じさせるような教育が許されるなら、読書離れはおろか、もっと素晴らしい作家が沢山排出され、自殺を思いとどまる人若者が出るかもしれないなんて楽観視する私は、愚か者なのだろうか?

嫌厭されがちだが、近代国文学は、文体のエレガントさに対して、なかなかに面白く、キレイに書きゃ〜いいってもんじゃないぞ!と言いたくなるような事を事も無げに書いてあって、面白い。

その面白さをぜひ、こう言ったエンターテインメントを皮切りに知っていただきたいと下書きしていたけれど、残念ながらこの作品は、誰かさんの事件によって日の目を見ないかもしれないですね…

個人的にはいい役者さんだと思っていたので、とても残念だけれど…

機会があればぜひ、ご鑑賞くださいませ。